私は10年以上ヨガを続けています。
最近はスタジオからはすっかり足が遠のいてしまっているので、
自分の練習はもっぱら1人で、そして、提供しているレッスンはすべてオンラインとなっているのが実情です。
ただ、私にとってヨガはこの10年間くらい、朝起きたらどんな時も、たとえ旅行中のホテルでも必ず行う習慣になっています。
なので、「続けている」という意味は、教えるというお仕事以外で自分自身のための習慣として
毎朝のヨガと、毎晩寝る前も軽くポーズをとって瞑想をしているのでこれも含めて「毎日」ほぼ欠かさず行ってきているということになります。
ヨガをはじめたばかりの頃は、家でも練習する理由は、出来ないポーズができるようになりたかったというのが、その主な動機だった気がするのですが、
それも振り返るとスタジオに行ってヨガをするときに、「できる」自分でいたかったというような、自分ととことん向き合うヨガの本質とはまったく関係ない動機だったような気がします😅
それがいつからか、できるとかできないとかに関係なく、
朝にヨガを行うということが
歯を磨いたり、朝食を食べてコーヒーを飲んだりする習慣と一緒に欠かせないものになりました。
今では、自分のその日の体調を確認し、1日を始めるために朝の意識をしっかり「地に足をつけたもの」にし、十分なエネルギーを自分の中で感じる大切な時間になっています。
今や私にとってヨガは、
「これをしないと朝が始められない」
と感じるもので
ものすごく時間がない時でも、
朝食を抜いてでも行うくらい大事で必要なのですが、
その理由は、
ヨガをする前とした後の体の感覚に雲泥の差があるからです。
毎日ヨガをしていると、一晩寝ただけで体はものすごく硬くなることに気づくようになります。
そして、そこには前の日までの体と心の疲れ(=重たい感覚)が残っています。
体の硬くなりがちな部分をゆっくり動かしてあげることで、固まって動きづらくなってしまう部分の錆びつきを防いで動きを滑らかにしてあげるメンテナンスの効果があります。
肩関節、骨盤周りと股関節を動きやすくしてあげるだけで、
首や肩、背中、下半身に余計な力を入れる必要がなくなり、とっても楽になります。
内臓にも血液と空気がしっかり行き渡ることで、朝の排泄もスムーズになります。
そして何より、このように体から余計な凝りや重たい感覚が抜けて軽くなると、
気持ちも前向きに元気になって、
「今日1日を始める準備万端!」
という感覚になるのです😊
エネルギーは動かすことで活性化して循環する
私はヨガや瞑想を、体だけでなく、意識(マインド)を良い状態に変化させて維持する目的としてもお勧めしています。
ヨガをすることでその時体はスッキリしますが、それが恒常的に「体の調子がいい」とか、
「気持ちも前向きで元気!」となるにはやはり、継続することが必要にはなります。
そしてその効果が感じられるために継続が必要な時間は、その人の心と体の「硬さ」の度合いに寄るのも事実です。
心と体は連動していて繋がっているので、
体全体が硬直している場合には、大体において心も緊張していたり、その緊張を生み出している思考とか意識状態を長年もち続けているという場合が多いように思います。
そんな方がヨガを始めたばかりですと、体の心地良さよりも「痛み」の方が強く感じられる場合が多かったりします。
ですがそのような方こそ、ヨガを習慣にして、ゆっくりと少しずつでいいので毎日動かすことをお勧めしたいのです。
なぜかというと、体は長年の生活習慣や思考の癖、心の癖によってそのように硬くなってしまっているから
まずはそのことに気づいて、少しずつほぐすために必要なことをしてあげると、体だけでなく心のあり方も、考え方も、長期的には生き方にまで影響を及ぼす変化が起こってきます。
私のコーチングでは、ご希望される方にはヨガや瞑想を含めて生活習慣の改善を取り入れた長期的アプローチを
潜在意識に働きかける短い時間で効果をもたらすワークと共に行うことで、
エネルギーを動かして整えることを行なっていきます。
エネルギーは私たちの体だけでなく、思考や感情、本当の自分という魂に最も近い潜在意識にも存在しているもので、
このエネルギーが良い状態で活性化していれば、心、体、意識(魂)が調和して機能し始めます。
エネルギーが良い状態になれば、私たちは自然に心も体も元気になります。
逆にいうと、調子が悪かったり、元気が出ない時というのは、このエネルギーが巡れていなくて停滞している状態ということになります。
だから・・・・エネルギーの性質上、動かすという習慣が必要になるのです。
ちなみに、エネルギーというのは目に見えないながらもあらゆるものに存在しているので、
動かす、というのは物体だけを対象とするわけではありません。
あなたの中で凝り固まってしまったエネルギーを動かすためには、
- 体を動かす
- 心を動かす(感動する)
- 自分の中の思考パターンを壊す(新しい気づきや考え方を受け入れる)
- 言葉を発する
- 行動を起こす
が効果的です。
ヨガというのは、上記の1番の体を動かすことに該当します(ちなみに瞑想は、上記すべてに影響を及ぼす潜在意識にアクセスし、そこからエネルギーを巡らせている効果があると考えています)。
ヨガでは、さらに呼吸というその瞬間に生まれる新しいエネルギーを入れることによって、体の動きだけではなく内側の生命力にまで働きかけることができている、というのが私の実体験からくる実感です。
瞑想効果もあり、決して無理に体に負担をかけるものではないヨガを私はお勧めしていますが、エネルギーを動かして整えるという意味では、ヨガでなくてももちろんOKです。
気功や太極拳でも、ラジオ体操でも😊
ご自分が好きでやりやすくて、続けられるものがいいと思っています。
まとめ
今日は、ヨガをするとなぜ元気になるのか、そして「たまに」するのではなく、「毎日」することでエネルギーに変化が起こるということについて書いてみました。
私はめったに風邪をひかないですし、大体気力含めて毎日元気に過ごせているのですが、まったく不調がないということではもちろんありません。
風邪のひきはじめのような感覚の時や、少し頭痛がしたり、関節や筋肉、胃腸に違和感を感じることは比較的頻繁にある方です。
そしてもちろん、落ち込んだり、ネガティブな感情をもってしまうことだってあります。
ただ、それらを悪化させないで、そしてできるだけ影響を最小限にして毎日を過ごせているように思っています🥰
例えば、耳の下のリンパが痛いとか、脇腹に違和感とか、最近数日前にもあったのですが・・・
今はもう消えてなくなっているのです。
日々のメンテナンスとは、このような小さな不調と向き合い、それを受け入れながら自分を癒すことの繰り返しなのです。
決して、自分の体をマシンのように改造したり、欠点のない不自然な状態に無理やりするものではありません。
小さな違和感に気づきながらも、それを騒ぎ立てることなく、でも何日も不調な状態で過ごすということがない状態。
調子がいい状態が「普通」になってくれば、あなたの意識とエネルギーは本来のあるべき状態に近づいているはずです☘️😊