うまくいかない時が重要な理由

必要な行動をしているのに、うまくいかない時ってあります。

そんな時は、実はとても大切な転換期であることが多いんです。

私も、そんなことがありました。

過去にある会社で派遣として働いていた時に、もうまもなく派遣の契約が満了になろうかという時で、周りの社員の方から正社員のお話をいくつかのポジションで頂いたことがありました。

その会社は業績も好調で働きやすく、とても楽しく働かせて頂いていたこともあり、私も「こんな会社で正社員として働けたらいいな!」と単純に思っていましたので、受けてみることにしました。

当時は、派遣をしながら自分の事業を始めるタイミングを見計らっている時だったのですが、正直、多くの時間を派遣のお仕事に割くわけですから、意識も、また経済的にも、私の生活の中心はその仕事が占めていて、本来自分がやりたいことがぼんやりし始めてしまっていたのです。

また、条件的にも当然派遣よりはずっと良くなるということもあり、同じように時間とエネルギーを割くのであれば、正社員になった方がいろいろな意味で良いという判断もあって、勧められるままにいくつかのポジションで応募したんです。

しかし、書類選考は通って面接が進むのですが、3つほど応募したものが、すべて最終的には不採用の結果に終わってしまったのです。

その会社では常に新しいポジションが募集されていましたし、周りには、当時の私と同じように派遣のポジションから声がかかり、トントン拍子に正社員になれた、という人のお話も聞いたりしていたので・・・

3つともすべて不採用だったのは正直とてもショックでした。

また、特に「これは職歴としてもマッチしていてイケるはず!」と思っていたポジションですら採用してもらえなかったので、落ち込みましたし、自信を失いかけました。

その会社は人気もあり、優秀な応募者が他にもたくさんいた可能性はあるのですが・・・・それでも、「何がいけなかったんだろう?応募条件には適っているはずなのに・・・」などと悶々とした気持ちで数ヶ月過ごしたことを覚えています(一つのポジションの結果が出るまでに数週間待つこともあり、最終的に数ヶ月間、結果を待つ日々でした)。

そして、その3つの応募の結果がすべてダメだったあとでも、また新しいポジションを紹介してくれた社員の方がいたのですが・・・

少し冷静になって考えてみたんです。

自分はそれほど、その会社の社員になりたいのか?応募したポジションのレベルから、採用されたら当然、忙しくなり、それまでのような派遣の気楽さはなくなることも予想できました。

そして、やっと気づいて、認めることができました。

それは・・・「このまま社員になれたら、ラッキー!」という、ちょっと棚ぼた的な下心があったこと。。。。つまり、それほど本気でそれらのポジションが自分のものだ!と言えるだけの根拠は、自分の中になかったのです。

外資系の企業でしたし、面接では、ただの情熱だけでなく、「私がそのポジションにふさわしい理由」を自分で言える必要があり、面接官を納得させるだけの根拠が言えなくてはいけません。

もちろん、「そんなに一生懸命でもなかったけれど、なんかうかってしまった」という社員の人も周りにいたので、縁とか相性もあるでしょう。

それらを総合して、私は、その会社に対する可能性は断つという選択を自分でする必要があったのです。

そして、これはもう少し後になってからのことではありますが、中途半端な気持ちで棚ぼたを望み、本当に望んでいることではない道に逃げていた自分と向き合う必要がありました。

その後も、自分の事業への思いを再確認はしつつも、なかなか経済的な不安などが拭えずにいて、「派遣の仕事をしながら準備する」という名目で、ダラダラと派遣の仕事をしていたのですが・・・

その後もことごとく、いいと思った仕事は無くなってしまったり、断られたり。

あるいは契約しても、就業後の様々な問題により、短期間で契約が終わってしまうのです。

そして・・・コロナ禍となり、もう、万事休す、という状況になりました。

あなたの本当の望みを試される時

何をやってもうまくいかない時、次の可能性があります。

  • 本当の望み(進むべき道)ではない方向に進んでいるため、強制的に軌道修正を迫られている
  • やり方や、向き合い方を変える必要がある
  • 本気度を試されている

と、これまでのことを振り返るとだいたいこんなところかな、と思います。

そして、どれも楽なものではないですね💦

上記に書いた私の体験は、ひとつ目の軌道修正のケースですが、2つ目と3つ目のケースは、自分が望んでいることに取り組んでいる場合でも起こります。

その場合、もう出来うることはすべてやっているのにも関わらず、流れが来ない。タイミングが来るまで待つしかない時もあります。

そうなると選択肢は諦めるか否か、のところまで追い詰められることもあったりします。

いずれにしても、今の意識状態から変わる(変える)必要があるということなので、しんどいケースがほとんどだし、でも逆に言うと、これを乗り切れるかどうか?でその後の流れが大きく変わってくる!ということがおきます。

だから、うまくいかない時ほど、この時期をどれだけ自分と向き合い、気持ちを安定させてしきり直せるか、にかかってくるわけです。

まとめ

私の人生を振り返ってみても、いろいろとうまくいかない時というのは、神様からの試練でもあり、また後から考えたらとても重要な転換期となるきっかけだったな、と思うことが多いです。

人は、これまでのやり方や考え方を変えるのってなかなか出来ません。

そして、本当に変える必要があるよ!というサインとして起こってくることが、「上手くいかない」という現象だったりします。

それが、方向転換としてなのか、やり方や向き合い方を変える必要があるのか、本気度を試されているのか、はそれぞれの感覚でわかる必要がありますが、

大切なことは、安易な方向に逃げない

ということ。

逃げない、というのは、ど根性で頑張るとかそういうことではないですよ!

自分の本当の望みをしっかり見つめるということから逃げない、ということなんです😊

コロナをきっかけに、私は自分の道を本当に歩み始めることになりました。

それも決して楽で順風満帆というわけではないのですが、でも、自分の本当の望みを生き始めるとここぞという時にはしっかりとサポートがあるので、もう迷いはありません。

最後は自分の内側の感覚がすべてを教えてくれますので、日頃から自分と繋がること、内側の声を聴ける自分でいること、がやっぱりとても大切なのです❤️




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