私は過去、何か人から言われて傷ついたり、自信を失ったりしたときに必ず、陥る思考パターンがありました。
それは、、、、
自分は間違っていない
という理由を探して安心すること。
人に話して聞いてもらったり、相手がおかしい理由を頭の中で羅列してみたり。
そうすることで、悪いのは相手で、自分を正しいポジション、また状況によっては被害者のポジションにおいて自分を守っていたのです。
でも、この思考のあり方は、そもそも2つしかない椅子を取り合っている状態なので(しかも頭の中で)、正しいとか被害者のポジションが取れない場合はその反対、間違っていて、悪いのは自分となるので、必死でしたね(笑)。
そう、二極化思考とは、ゼロか100か、正しいか間違っているかの両極端の選択しかないので、自分を追い込むし、周りの人も追い込みます。
また、人やものごとをすべて、良い悪いで判断したり、評価したりすることに繋がるので、それは広い意味では差別や偏見にも繋がるのです。
だから、とっても危険な思考のあり方なのです。
今は、ものごとをそんなふうに2つの両極端で見るということはほとんどなくなり、どんな出来事も、見る視点が変われば見え方が違ってくる、そんな風に達観した感覚がもてているのでとても楽になりました。
そう、ものごとを球体のように捉えて、どこから視点を向けるかで見え方が違うことに気づくと、相手の価値観や感じ方も想像できるし、また、全体を見ることにもつながるので、自分がどこの立ち位置を取るのがいいのか?の選択も広がります。
男と女、太陽と月、ロックとクラシック!
この世界には、たくさんの対をなすものが存在しています。
ヨガなど東洋的な思想で言うところの「陰と陽」から始まり、男と女、太陽と月、吸うと吐く、肯定と否定、力むと緩める、などなど・・・。
これは、地球そのものが球体であり、自然界のものが、イメージとしては線ではなく円を成しているとすると、その中心あたりを探してそこの視点で物事を見るようにすることが必要になるので、とても良い気づきを与えてくれるしくみなのです。
それは、決して2つの対極のみだけでなく、その間に色々なものが存在する可能性があるので、ポイントは2つの対を意識することで、全体を見る、ことが大切となります。
どちらが正しくて、どちらが間違っている、とするのが二極化の考え方で、これは必然的に反対側と対立する思考になります。
それに対して、どちらもあり、とした上で、どこを自分の中心とするのかを選択できるようになっていくと、ものごとの見え方も多面的で柔軟になり、全体を見渡した上で判断することにも繋がりやすくなります。
では、そのような多面的思考やあり方を育てるのに良い練習方法を❣️
自分の中に、一つ価値観を見つけたら、それと反対のものもあえて入れてみるのです。
もちろん、ストレスにならないもので、許容可能な範囲で😊
例えば、自分の中の男と女。
心理学でいうところの、男性性と女性性ですね。
決断して、理論的に考えるのが男性性。
それに対して、感覚優先で、理論よりもありのままを受け入れるのが女性性のあり方。
そして、もちろんその度合いはいろいろあっていいので、どちらも極端にならないようにしていきます。
あとは、好きな音楽とか色の好みとか、ファッションなどもそう。
例えば私は、今はそうでもなくなりましたが、20代の頃から洋楽のロックが大好きでした。
ですが、最近はクラシックやジャズもよく聴きます。
ファッションも、エレガントでレディな雰囲気も大好きですが、スポーティでかっこいい感じも好きだったりします。
こんな風に、いろんな自分を楽しむことができるようになると、自分の中に多面的な要素が増えていき、二極化が和らいでいくように感じています。
ちなみに、私は以前、心理学の女性性と男性性の強さテストをしたら、見事に50%/50%でした!笑
まとめ
コーチングでは、ポジティブな思考やあり方を身につけていくことを一つのコンセプトにしています。
そして、これをやる時に、「私はそんなにポジティブにはなれない」と感じてしまうこともよくあります。
これは、ネガティブに寄った見方やあり方がデフォルト化しすぎてしまって、反対側にいくことに恐れを感じている状態です。
ですが!!むしろネガティブを知っているからこそ!ポジティブの方をしっかり身につけていくことで素晴らしいバランスを成した視点とあり方が出来てくるのです。
ポジティブなあり方とは、ネガティブを否定することを意味していません。
私がコーチングでお伝えする「本当のポジティブなあり方」というのは、ネガティブなものも受け入れた上で明るい方を選択することができる、強さと共に、自分や外側の世界に対して「とても優しい」あり方になります✨
なので・・・・
「マジメで一生懸命頑張る自分」がいたら、別のことでは「サボったりテキトーにやる自分」もやってみることをお勧めいたします。それも、できれば誰もみていないプライベートではなく、社会的な場において、やってみましょう。もちろん、それほど重要ではないと思われる場面において、です。
意外に平気なことに気づくと思います!😉
実は、私も・・・・・そんな自分がいて(笑)、何気に結構可愛く思って気に入っています🥰(何に対してかはナイショです)。