今の現実を変えたいとき

私は、今でこそ心のこと、体とエネルギーのメンテナンス、潜在意識の大切さを発信していますが、それは私自身が心や潜在意識の状態が良くないまま長く過ごしていた経験があり、その経験から学んだことがたくさんあるからです。

心理学で言う、「機能不全家族」で育ち、そこから人に対する思い込みや、社会や世の中に対しての恐怖心と同時に反発心や怒りも大きく内側にもっていたため、人を心から信用して愛情ベースで交流することが30代の後半まで!できていませんでした。。。。

また、幼い頃から父母がお金のことで頻繁に喧嘩していた環境だったこともあり、親が離婚した後は経済的にも大変な時期を過ごしたことで、お金や、それを得るということに対しても心の中でかなりのブロックがあったと思っています。

こんな風に、潜在意識にた〜くさんの「ゴミ」を抱えていた私は、学校の勉強はそれなりに頑張って大学にも進学はしたけれど、その後就職してからは、それこそいろいろなことが上手くいかない状況でした。

この上手くいかない、というのは、自分が望んでいることに対して、という意味なので、世間的に見ればそんなに悲惨という風には見えていなかったかもしれません。

海外の大学に留学したいけど、うちは経済的なことが理由で無理(本当は私大に行けただけでも有難いことでした)。

もっとやりがいがあってかっこいい職場で働きたいのに、全然違う(グレーの制服着て、朝やお昼は部署の人全員にお茶を入れたり、雑用をする仕事から始まりました)。

素敵な男性に出逢いたいけれど、周りにはまったくいない(見えていなかっただけです😫)。

こんな思いを抱えながら、いつも鬱々としていたのが、私の20代です。

大学の同級生の中には、就職難と言われた時だったこともあり、大学院に進学したり留学したりしていた女子たちが一定数いたので、その人たちに比べてなんで自分はこんな状況なんだろう、って思ってしまっていたんです。

今振り返ると、大企業のグループ会社で良い人たちにたくさん出会えた、恵まれた環境だったにもかかわらず、私は不満ばかり抱いていました。

自分で決めて行動すると、脳の使い方が変わる?!

私の意識が少しずつ変わり出したのは、上記書いたような不満がマックスまで行った25歳の時、オーストラリアにワーホリに行くことを実行してからです。

ボーナスで貯めたお金をはたいて、1年間の海外滞在を決めました。

このことは、当時まだ大学生だった妹がいて、離婚家庭で経済的に大変だった当時の母には反対されましたし、いまだに恨みごととして言われたりもします(いちばん大変な時にオーストラリアに行った😡と・・・)。

でも、当時の私にとっては限界だったんです。

限界といっても、繰り返しますが、世の中を見渡せばもっとつらくて大変な状況の人はたくさんいました。

でも、そういう相対的なものではなく・・・「自分の人生がこのまま自分で舵取りをしないまま」ただ流れていくということに、本能的に恐怖心を抱いていたのだと思います。

親に期待されながらなんとなく勉強を頑張って、大学に行って、他に道がないからたまたま内定したところに就職して。ちなみにその職場では、当時は社内結婚が本当に多くて、多分、結婚相手を見つけるにはとても良い環境だったのだと思います。

もしも、流されるままに生きていたら、その会社で出会った人と結婚、なんていう人生になっていたのかもしれません。

それはそれで幸せなのかもしれないけれど、私は幸せにはなっていなかったでしょう。なぜなら、私の心の根っこである潜在意識には、まだたくさんのゴミが溜まっていたから・・・。

だから、私の心は「違う」ということだけは知っていて、そしてもう爆発しそうに自分を解放したがっていたんですね。

そして、最高に楽しくてエキサイティングで、生まれて初めて自分の生きる力を感じて信じられるようになったのが、このオーストラリアで過ごした時間がきっかけでした。

ですが、約1年半の滞在期間を終えて戻ってきてから、現実がどんな風に変わったか?というと・・・

当時27歳でしたが、やっぱり、なかなか思うようにいかない現実が待っていました(笑)

相変わらず、仕事は何をしたいのかもわからないし、特にスキルも特技もない(当時の英語力はまだまだでした)。

周りの友達はどんどん結婚していきましたが、結婚どころか、恋愛も上手くいかない状況。

今振り返ると、いろいろと奮闘していた時間だったな〜、と思います。

私のエネルギーやマインドのあり方も、この頃はまだまだ、オーストラリアでの滞在だけでは根底からは変わっていなかったのです。

何より、自分が何を望むのか?すら分かっていなかったのですから。

でも、オーストラリアに旅立つ前と明らかに違うことがありました。

それは・・・・自分で決めて、行動する、ということができるようになったことです。

そして、それができるようになったことで、少なくとも、自分次第で現実は変わるのだ、ということが体感として腹落ちし始めていたのです。

そして、少しずつ、だんだんと、人や状況のせいにする、ということがなくなっていきました

思うようにいかなくてもすべて引き受ける、そして乗り越える、という強さが芽生えたのが、この頃だったように思います。

私たちの脳には、意識を向けるところを絞って、省エネモードで機能するという性質があるそうです。

そして、この脳の働きがあるから、「自分で」決めて行動することによって必死に何が大切か?次は何をフォーカスの対象にするのか?を明確にしようとするのです

だから、目標を決めたり、欲しいものを明確にすることは、この脳の働きでいうと、そこに向かって集中することが自然に起きて、そのために必要なことがどんどん見えてくるのです

そして、その逆、何も決めない状態というのは・・・

ただ意識を日々生まれる思考や感情に任せるまま、になってしまうので、つらい日常、そこから生まれるネガティブな考え方、ネガティブな感情に意識を向け続けることとなってしまうのです。

これは、今置かれている状況や環境がどんなものであっても、人間がネガティブ指向にできている以上、流されるまま、つまり惰性によってどんどんネガティブになる、ということへと繋がってしまうことになります。

まとめ

今現実がつらくて、変えたい場合。

まずはその現実の中で少しでも心を明るくしてくれることや、感謝できることに意識を向けましょう、ということはよく言われますし、マインドフルネスのあり方にも通じます。

今日は、少し違った視点で、不満があるからこそ、最後は行動を起こすしかない!という私たちがもつ強さについて書いてみました。

行動を起こすことで、そしてそれが自分で決めたものであるならば、あなたの脳は必死にそこからより良い未来に向かうために必要なことに意識を向け始めます

そして、たとえ失敗したとしても、(自分が決めたことなのだから)そこから最大限学ぼうとすることも、ちゃんと起きてくるのです🥰

※ 写真は、オーストラリア時代の私🧡です。




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