「今日はなんかやる気がでないな・・・」
「なんとなくだるい・眠い・疲れている気がする〜」
「いつもやろうと思うと違うことに気を取られて結局できないんだよね・・・」
「コレ、本当にやりたかったことではないような気がしてきた😱」
こんな言葉、自分の中から湧いてくる声として身に覚えないでしょうか?!
もちろん、私もめちゃくちゃ身に覚えあるし、実際こういう言葉をしょっちゅう言っていた時期もあって・・・自分としては結構暗黒時代だったりします💧
夢中になれることが見つからないとか、見つけても続かないとか、その結果何も成果として得られていなくて自分に自信がない、という方たちのお悩みとしてよく聞く言葉たちでもあります。
そこでこの記事では、いわゆる『モチベーション』って何?ということを少し考えてみたいと思います。
というのはですね、先日私がみているYoutubeのモチベーション動画(主に海外の人たちが発信しているやる気を出させる言葉のメッセージが詰まった動画)を見ていたときに、
Don’t care about your motivation, just do it!
モチベーションなど気にしてはダメだ、ただ行動しろ!
という言葉があり、少し考えさせられたのです。
というのは、私は潜在意識についても学んでクライアントさまとのセッションでもそこに働きかけることを心がけていることもあり、いつもお伝えすることとして
行動そのものよりも、どんな気持ちでその行動をするかが大事
と言っているからです。
どんなに頑張ってがむしゃらに行動していても、それが無理矢理な感じとか、イヤイヤだったりとかの場合、その行動の質は下がってしまいがちとなり、なかなか結果に結びつかないことが多い、ということ。
これはエネルギーの法則としても言えることで、重たくて良くないエネルギーでする行動というのは、万が一うまくいくことがあったとしても、それは最終的に『すべてが上手くいく』という大きな実りを得るところにはつながりにくいということなんです。
私はそういう意味で「イヤだけれどがむしゃらに頑張った」という経験がないのですが、たとえば会社員として仕事をしていて、本当は仕事も合わないし人間関係もストレスで辞めたい状況だとします。
だけど、何か刷り込まれたマイルールとして、3年は頑張ろうとか、結果を残してから頑張ろう、みたいな信念をもって目標にし、『つらいけど頑張る』時間を長く過ごすとしますね。
つらいけれど、結果を出すために頑張るわけです。残業して、身を粉にして働いて、踏ん張ってギリギリの限界まで頑張るとします。その結果・・・この状況だとやはり、何かとても大切なものを犠牲にしてしまっている可能性があるわけです。
それは、自分の気持ちはもちろんのこと、いのちとも言える時間 ー もしかしたら家族との時間、あるいは本当にやりたいことをやれるはずの時間。さらには、健康のリスクも発生してくるかもしれないわけです。
最終的に得られるもの=昇進や昇給、人からの評価や承認などがあったとしても、それは本当にあなたを幸せにするものではない可能性が高いのです。
その原因は、自分を無視して起こしていた行動だから、なんですね。
自分の内側から本当に望んでいること、この場合はその会社という環境から離れたい、休みたい、違う環境を見つけたい、ということだったとして、それをせずに無視して真逆の行動をしてしまっているということ。
当然、そこで発生する自分の中のエネルギーは低いものとなるので、これが気分も体調も悪くして、健康上のリスクにも繋がってしまうということです。
では、先ほどの、「モチベーションなんてものはただの気分なんだから、そんなものを気にするよりとにかく行動すべき」という考えは間違っているのでしょうか?
私の答えは・・・
「たしかにそれも一理ある」
というもの。
実際、冒頭のような気分に左右されて『やらない選択』をしている場合には、ものすごい確率で機会の損失(=成長するチャンス、成功するチャンスを逃していること)が起こっているとも思います。
軽やかに行動することが重たい気分を変える!
何かを確実に得ていく時というのは、ある一定期間の行動というエネルギーを積み重ねていくことが必要で、これは何においても言えるこの世の法則です。
英語を身につけたいと思ったら、一定期間英語に取り組み続ける時間が必要です。
ヨガのポーズができるようになりたいと思ったら、毎日練習し続ける行動と時間が必要です。
ビジネスを成功させるためには、上手くいかないことの方が多い初期の時間もふてらず腐らず、ひたすら考えて行動して改善し続ける時間が必要です。
どんなに時代が変わっても、そのスピードが増していても、A(今の現状)からB(今ないものを得ている状態)に変えていくためには
行動とそれを積み重ね続ける時間
というのが必要であり、それがある限界値まで達した時に変化が起こってくるわけです。
これはもう物理学の法則とも言えるくらい、私たちが理解しておくべきシンプルな法則なんですよね。
行動なしの思いだけで、ものごとや状況が変化するということはありえないわけです。
では、冒頭のような心の声が自分の内側の暗い部屋から聞こえてきてしまった場合、どうしたらいいのでしょうか?
それは・・・
軽やかに行動を起こせるように自分を訓練していくこと
これだけなんです。
私も経験あるのですが、気分に左右されてしまう心と頭の状態自体が、実はいちばん見なくてはいけないこと、と言えるくらい、上手くいく人と行かない人の違いはココにあります。
いかに気分に左右されてしまっているか?!
気分が乗る時はやるけれど、乗らない時はムリ。この状態をですね、気分に関わらずやると決めたことはやる自分になる、と決められるかどうか。
ただしこれができるようになる前提があって、それは『健康である』ことは必須になります。
心も体もしっかりメンテナンスして機能しているのは前提なんですね。当然ですよね。そこができていない場合は当然、つらい感情とか身体的にもつらい感覚というのは大きくなってしまいますので、それこそガマンしないと行動できない、みたいになってしまって、それは違うのです。
本当に健康な人というのは心身の調子がいい状態がデフォルトになっているので、まずはこの状態を作る必要があります。
その上で、次に心がけることが
軽やかに行動する
ということ。
行動できないとか、気持ちが重くなるとか、他のことが気になり出すとか、やる意味が感じられなくなるとか・・・・etc. これらす〜〜〜べて!!!『余計な考え』であり、あなたのやる気と行動を削いでしまうストッパーでしかありません。
このような余計な考えに引っ張られやすい自分がいるのであれば、まずそのことに気づきましょう。
そして、自分に言ってみるのです。
「うだうだ言ってないでただやってみればいいじゃん!」
とにかく少しでいいので行動してみるのです。英語なら15分の音読練習をやることだし、ピアノならいちばん簡単で弾きやすいパートを練習してみることかもしれません。
するとですね、変わってくるんですよ、エネルギーが。行動することで重たいエネルギーが軽やかになるということって、実はかなりの確率で起こってくると思います。
もちろん、ここでポイントになるのは頑張りすぎないこと。
イヤだなというエネルギー→ 少しやってみると、そんなにイヤでもないかも、くらいまでいけたらとりあえずその日はそこまででOKとして、また次の日行動すればいいのです。
そして、行動した自分をたくさんホメてあげること。
このように、行動を止めようとする心の声や気分が襲ってきても、そこにひっぱられずに、あんまりあれこれ考えずに「とりあえずやる」ができる人というのは、結果として何事も続きやすくなるし、またその先にはもしかしたら、
はじめはイヤだったことが楽しくなるとか、苦手意識があったことが気づいたら人から褒められるくらい得意になっている、夢中になっている
ということも起きてくる可能性にもつながっていくのです。
まとめ
モチベーションは気分次第、というのは私は違うと思っています。
本物のモチベーションというのは気分などというコロコロ変わりやすいものではなく、あなたの心の奥底から湧き起こってくる「自分を生きたい」というエネルギーの発露だと考えています。
だからこそ、なぜその行動をするのか?それをやることによって何を得ていくのか?という目的意識をしっかりもつことがとても大事でもあります。
やる理由を言語化して紙に書く。それを毎日見て自分に思い出させることができる人は、自分で自分をやる気にさせることができる人です。
さらに、行動を継続して積み上げるために、どこでどんなふうにその時間を作っていくのか、どうしたらできるだけストレスなく、楽しみながら続けられるのか、自分を知りながら工夫していくことも大事です。
まとめると、本物のモチベーションで行動を継続できる人になるためには・・・
- なぜそれをやるのか?やることで何を得られるのか?を明確にして言語化し、毎日自分に思い出させる。
- できるだけストレスなく続けるための、生活上の工夫をする。時間を確保するスケジューリングなどもしっかり行う。
- 気分に左右されず、やると決める。たとえあれこれ考えが浮かんできてもまずは行動してしまうこと。
- 良い気分で行動できる状態をめざして、できるだけ普段から心と体を大切に扱いメンテナンスする。
- 行動している自分をホメて、ご褒美をあげたりする。
これらが私からのオススメアクションになります。
だいたい何をやっても続いて上手くいく人がいたりしますが、彼らはこういうことを何度も実践しながら成功体験を重ねてきています。必要なのは心の扱い方と行動におけるトレーニングなので、経験するほど熟練していくわけです。
そして熟練になってくるとですね、「はじめは気が向かなかった」ことであっても、要はなんであっても、やると決めたことはいい気分で行動できるようになっていきます。
なぜなら彼らは上のリストの1においても、究極の考えである「何をやっても(たとえ失敗しても、大きな打撃を経験しても)成長する自分」というのを設定して信じているから🙌 なんですね❣️
行動してみることでわかってくることはたくさんありますし、続けることでしか見えてこない景色もありますので・・・ぜひ今日から、まずは『軽やかに行動してみる」ことをオススメいたします🥰