ポジティブセンサーとネガティブセンサー

よく、YoutubeやSNSの発信などで、

「こんな人からは今すぐ離れよう」みたいなタイトル、見かけますよね。

たとえば、会った後にどっと疲れを感じる人、とか、自分のことばかりを話す人、とか、何か言葉や態度にモヤモヤしてしまう自分がいる相手、とか・・・。

これって、「いるいる〜、こういう人!!」って周りの人を当てはめて「やっぱり嫌な人だ」とイヤな奴認定するには面白いかもですが・・・

あなたにとってはあまりためにならない、「落とし穴」が存在してたりします。

それは・・・

人を判断するときに、あなた自身がポジティブな状態なのか、ネガティブな状態なのか、が実は重要で、究極は相手は問題ではないということ。

つまり、ポジティブな状態ではポジティブなセンサーでもって相手を感知しているのだけれど、逆にネガティブな時には、ネガティブ仕様のセンサーで人を感知して判断しているということ。

これを私はポジティブセンサーとネガティブセンサーと呼ぶことにします☝️

ポジティブな自分で違和感を感じるなら、迷わず離れよう。

この、ポジティブセンサーとネガティブセンサーですが、具体例を挙げると

たとえば、あなたが何かすごくワクワクしてやる気に満ち溢れている時にたまたま友人と会って食事をしたとします。

あなたはワクワクした気持ちを共有したくて、最近の良い繋がりとか出会いについてや、これから挑戦してみたいことなどについて彼(彼女)に話をしますが、なんとなく相手の顔はこわばっていて、話に乗ってきてくれていない感じ。

「へ〜、いいじゃない。」

「よかったね。」

などと当たり障りのないコメントはしてくれるものの、何か本心を隠しているような感じ。

そして、言葉の端々に「でもそれって大丈夫なのかな?」「私にはちょっとよくわからないな。」などのネガティブとも取れそうな言葉を言っているとして・・・

大切なことは、これらの言葉がどうということではないのです!

なぜなら、これらの言葉を言っていたとしても、もしかしたら本気であなたのことを心配してくれているだけかもしれない

その場合、あなたが大丈夫だということがわかり、とてもワクワクしていて、これからの未来もっともっと成長して幸せになっているイメージが相手にも伝わった上でなら、本気で

「すごいね!よかったね!!」と思ってもらえるでしょう。このような場合には、上記の言葉はまったく問題ではありません。

問題は、そうではなくて、あなたのワクワクとは反比例するように相手のテンションが低く、まるで内側の情熱に冷水を浴びせるような態度が強くなるような場合

あるいは、言葉では「応援するよ」などと言っていても、何か心に違和感やひっかかるモヤモヤした感じがある場合。

このような場合には、迷わずに距離を置いていいでしょう。

なぜなら、相手の人とあなたの間には何か相入れないものが発生していて、一緒に時間を過ごすことはお互いにとってストレスになりかねないからです。

何より、もしもあなたがとてもポジティブなエネルギーで何かに挑戦しようとしているような場合、そこに向かって純粋で良いエネルギーを注いで集中する必要があります。そのような時は、このような人とは距離を置いた方があなたのためです。

大切なことは、その人の言葉というよりも、そこから発せられるエネルギーにあなたがどう反応するのか?ということなのです。

ネガティブセンサーが反応したら、自分を見つめ直そう

その反対に、あなたの調子がいまひとつ良くなくて、否定的な思考や感情に支配されてしまうような時。

こういう時に発動するのが「ネガティブセンサー」です。

ネガティブセンサーは、あなたの内側の否定的な思い込みや抑圧した感情によって発動してしまうのですが、なんと・・・

あなたにとって良いことでも、ネガティブに反応してしまう

という、実は気をつけるべき特徴があります。

もっとわかりやすく言うならば、ポジティブなエネルギーに触れた時ほど反応してしまう、という可能性も高いのです。

心の内側に何か自分の思いを否定していたり、それによって自己否定や自己嫌悪の状態になっていると、そこをベースにしたセンサーでものごとを解釈してしまうため、

あなたにとっては誤った判断を下しやすい

状態と言えるのです。

たとえば過去に、すごくポジティブなことを言ってくる人に疲れてしまったり、その人の話がすべて自慢話に聞こえてしまって劣等感に襲われたりしたことはありませんか?

これはまさに、問題はあなたの内側の状態であって相手ではないのですが、

冒頭のような「こんな人には気をつけよう!」という考え方は、すべて相手が原因とするため、あなたにとってラクではあるけれども・・・間違った判断をしやすいので注意が必要です。

そして・・・先ほどのポジティブセンサーのところでご紹介した例でいうならば、あなたがネガティブなときには、まさにこの例でいうところの「ポジティブな状態でいる人に違和感を抱かせる存在」があなたかもしれない、ということ。

「人間関係は鏡」とはよく言ったもので、片方が違和感を感じたら、相手だって同じということがだいたいにおいては起きていますね。

このように、ネガティブセンサーが発動してしまうような時にやるべきことは、じっくりと自分と向き合って、自分の声を聞くことが大事です。

なぜ、そのような感情を感じるのだろう。本当はどうしたい?

自分と向き合う、というのは、自分を責めるのではないですよ!

自分にしっかり意識と愛情を向けて、大切に優しく心の本音を聞いてあげることなのです。

まとめ

今日は、ポジティブセンサーとネガティブセンサーというお話でした。

大切なことですが、ポジティブだけが良くてネガティブはダメ、ということではありません。

ネガティブな状態は、実は本当の自分を知る大きなヒントを隠し持っているということでもあります。

だから、大事なのは自分がどういう状態でいるのかに気づける自分でいる、ということなんです。

いつもこのブログで書いていることですが、ポジティブと言っても、「ネガティブをまったく見ることができない」ようなスーパーポジティブな状態は・・・

偽のポジティブです。

だから、私たちはいつも、どちらの自分も受け入れながら、できるだけニュートラルな居場所もちゃんと感覚的に知っていることが大事

ポジでもネガでもない自分にいつも立ち返ることができること。

その上で、人生の中で感じるあらゆる振り幅もある意味楽しむことができるようになると、そこにはどんなときも冷静で俯瞰している自分が傍にいてくれているような、そんな感覚で生きられるはずです。

そして・・・もうひとつ人間関係で大切なこと

それは、人間には誰にでも調子の悪い時があり、そんな時は感じたくない感情が浮上してくるものです。それは、嫉妬、怒り、劣等感・・・etc.などの認めたくない感情です。

だから、もしもあなたの友人や大切な人がそのような感情を隠し持っていることに気づいたとしても、それだけでその人を判断するのも早計かもしれないということ。

たとえその時はお互いのために距離を置いたとしても。

またお互いの思いやエネルギーが共鳴できる時がくるはずなので、その時はぜひまた近づいてみてください。

きっと、以前よりももっと成長したお互いを発見できるはずです😊❣️

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