知識は、自分の言葉で語れて初めて意味をもつ!

よく言われることですが、「知っている」と「理解している」には理解の段階として差があります。

インターネット上には多くの情報が溢れていて、知りたいことはいつでも、ほとんどが無料で「知る」ことができます。

そして、昔のように、その分野の権威ある人だけが発信したりモノ言えたりした頃と違って、今は一般の個人が自由に発信できるので、その情報の真偽がわからないということだけでなく、それを正しいとするかどうかは、個人の解釈や価値基準次第ということも多いですね。

知識を多く持つことは、もちろんそれ自体価値あるものではありますが、昔ほど、それだけでは評価されにくいということも言えるのではないでしょうか。

そして、先ほどの「知っている」と「理解している」の差というのが、ただ知識・情報レベルで認識しているという前者に対して、後者は自分の体験に落とし込んで腹落ちし、それを言語化できるということだと思うので、、、、実際この差は大きいと思うのです。

英語学習で言うなら、どんなにたくさんの語彙やイディオムを知ってはいても、それらを使えていない、あるいは使い方がわからない場合には、理解度のレベルは限りなく「理解していない」のとほぼ同じとも言えるわけです。

逆に言うなら、語彙やイディオムの数は少なくても、あるいは使い方を間違えることはあっても、少なくとも体験の中でしっかり「使う」ことを実行している場合には、たとえ知識の量としては少なかったとしても、全体の言葉の理解度は断然後者の方が高いということです。

知識と情報は、インプットしたらアウトプットしよう!

過去の時代の名残もあり、学ぶこと=知識と情報のインプット、だけになってしまっている人って多いですね。

で、ここで止まってしまっていても、テストで高得点が取れて評価されたのが過去の時代でした。

ですが、今は、まず情報にたどり着くことができること、そして、その情報の渦の中から自分にとって本当に必要な情報をピックアップし、かつ、その情報や知識をできるだけすぐに自分の体験にしていくことがとっても重要になります。

アウトプットする、とは第一ステップは言語化、理解したことを言葉にすることです。

そして、次は、得た情報や知識を体験の中に落とし込んで、感じたり、気付いたりして、またそれを言葉にしてみるということ。

つまりこれって、日々の日常を過ごす時に、いつも頭の片隅に得たばかりの情報や知識を「体験したいこと」として、意識している必要があるということ。

そうでないと、知識は頭の中にしまわれたまま、体験と結びつくことが起こらないということになってしまいます。

英語の例で言うと、たとえば、酸っぱいという言葉”sour”を学んだら、その言葉の意味や発音を頭の片隅に置きながら、「酸っぱい経験」に遭遇しよう、と意識する必要があります。

そうやってアンテナを立てている数日を過ごしていると、必ず、その酸っぱい経験はやってくるのです!

そこで、初めて”sour”のスペルと音、意味、そしてその体験が結びついて、「Sour!(酸っぱい)」と口にできるわけです。

インスタなどを見ていると、たくさんの英語の先生が英語の言葉やイディオム、表現を発信していて、私も「ふむふむ、なるほど!」と学ぶことはあるのだけれど・・・その内容そのものにすごい価値があるかと言うと・・・

それって、発信者の体験と結びついた発信でない場合、受け取る側にとっても情報の洪水でしかない気がするのが、個人的には正直なところ。

つまり、発信者の体験と、その人の視点を通した言葉で語られるメッセージこそが、人の心にも響きやすいし、誰かにとっては価値があるけれど、別の人にとってはそうではない、という識別もしやすくなるということではないかと思います。

誰にとっても正しいとされる一般的にならされた情報や知識は、当たり前すぎて、ある特定の個人からそれだけを受け取りたいとは思わない気がするのですが、皆さんはどうでしょうか?!

まとめ

インプットとアウトプット、わかりやすいのが語学の勉強でしたので、英語学習を例にしましたが、もちろん、他のことでも同じことが言えると思います。

この時に、時々、「今はアウトプットに集中したいから、インプットはお休み」と決めたがる人がいるのですが・・・これも実はオススメしません!

なぜなら、アウトプットだけやってたら、理解に深みが増していかないからです。

自分の体験から感じたこと、気づいたことを言葉にしてみる。

これは私のライフコーチングでも、言語化による自分理解のための訓練として練習してもらっています。

ですがこの時にも、体験しながら過去学んだことを再度振り返ったり、新しい学びを得たりすることによって、あなたの内側の理解の度合いが深まるということが起きてきます。

情報や知識だけで理解していた時よりも、「体験したことによって」また同じ情報に触れたとしても見え方が違ってくるからです。

このように、同じ情報でも、あるいは新しい情報でも、常にインプットして受け取るからこそ、それを結びつける体験や気づきは増え、深みを増していくことになります。

そして、どんな時も、大切なことは「自分の体験と結びつけて」学んだことを語れるということ。

私の英語コーチングでは、ネイティブ英語の型をインプットした後は、必ず「自分の体験に置き換えて」練習することを繰り返していきます。

すると、日本語で話すときは考えもしなかったことに気づけたり、そもそもこれまで、自分のことをそんなふうに語る習慣がなかった!なんてことに気づく方も多いです😉

英語でも日本語でも、自分のことを語ることは、人生を前に進めるときにと〜っても大切なことですので、ぜひできるようになりましょう。

自分一人ではなかなか言葉が出てこない方は・・・日本語での練習はライフコーチング、英語でなら英語学習コーチングの無料体験にぜひ、お越しくださいね🥰




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