
「思考の現実化」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
そしてこの現実化にかかる時間は、その時の現実とのギャップが大きいほど
時間としても長く必要になります。
また、どんなに短い時間であったとしても、
基本的には「3年」くらいのタイムラグをもってみることで、
おおかたのことは結果として現れてくる、ということも言えるそうです。
もちろん、ものによってはそれよりずっと長く、
下手したら10年くらいの時間が必要なものも
あると思いますが・・・・。
つまり、別の言い方をすれば、
今あなたが見ている現実は、
だいたい3年前に考えていたことが現実となっているということになります。
なぜ3年なのかというと、
思考が現実となるプロセスというのは、
直感として思い浮かぶことから始まり→
確信に近い感覚で望むようになり→
それを現実にしていくという「決心」をして→
行動に移していく
というものになり、最短でも3年は要するということが根拠のようです。
そしてこれは、無意識に潜在意識で「強く信じ込んでいること」も
含まれてきます。たとえ、アタマでは望んでいない、と思うことであっても、
あなたがある観念を深く信じ込んでしまっている場合、
それは3年後の現実になっていきます。
だから、望まない現実がなかなか変わらない、という人は、
自分では自覚がなくても、
それを現実化する先程のプロセスを踏んでいることになるわけです。
ええ?!決心なんてしてないんだけど!という風に感じるかもしれませんが、
この「決心」というのは、そのことに強いエネルギーを注ぐ、
ということとイコールなのでパターン化した思考、そして
パターン化した行動がその現実を作っている、望まない現実の場合には
そこから抜け出せない現実を作っている、ということになります。
そして、現実を変えていく場合には、
あなたがこれまで知らず知らずのうちに望まない現実に向けていたエネルギーを凌駕するほどの
さらに強いエネルギーを望む現実に向けて向けて決心し、行動していく必要があるのです。
そして、この場合、これまでとは異なる思考と行動パターンが必要になりますので
直感から確信に変わるまでにものすごい時間を要する人もいれば、
そこから決心するまで、そして実際に行動するまでに時間を要する人もいるので
ここは一概に言えないですし、その意味で、
何か心にブロック(=心に湧いてきたものを打ち消したりする心理)が強いほど、
なかなか行動には移せないことになります。
また、たとえ行動までが早かったとしても、
たとえば途中の「決心」というプロセスを省略してしまうと
どんなに一生懸命行動していたとしても、
なかなかうまくいかない
ということも起きます。
これはなぜそうなるかというと、
決心していないということは、覚悟ができていない
からなのです。
つまり、何か少しでも不安要素が起こってくると
すぐに向かう方向や気持ちが揺らいでしまうという状態なので
エネルギー的にも活性化を邪魔する要因があちこちにあるから、
なかなか現実は変わらないことになります。
そう、だから現実を変えていくには、
直感から行動に移すまでのあなたの強い決意によって
放出されるエネルギーが
とっても、とーーーっても!!!
大切ということになります。
決意のベースはワクワク!
この決心をする時には、焦りとか危機感ではなく、
「ワクワクする高まった気持ち」
がベースになっていることが重要です。
焦りとか危機感でもある程度は意識を集中させることは可能ですが、
そのような気持ちからだと純度としては弱くなります。
そして、現実を変えていく時には必ず起きる障害となるものが現れると、
そこでまた不安や焦りに襲われる、
ということになりかねません(不安が不安になる現実を呼ぶ原理)。
たとえば、「今日の午後はカフェで読書して過ごす」と決めたとします。
その動機が
1)お気に入りのカフェで大好きなケーキとカフェオレで良い気分を味わいたいから
というのと、
2)家にいるとエアコン代がかかるので、外で時間を潰したいから
というだけの理由だと、同じ決心でも得られる現実に違いが出る可能性が高いのです。
2)のような、マイナス要因を避けるために決心をした場合、
カフェを選ぶ時も、値段が高いところは避ける、遠すぎるのも嫌だ、感染対策は・・・
など、いろいろなマイナス要因が次から次へと浮かんできてしまい、
結局何でカフェまで行くことにしたんだっけ?みたいに、
しまいにはどうでもよくなってしまう可能性が高いのです。
また、たとえこの場合カフェで過ごしたとしても、
大して幸せを感じない時間を過ごすことになりかねません。
これは、もともとの動機が波動の質を決め、
それに合致した現実を体験することになるからなのです。
では、もう一方の
1)お気に入りのカフェで大好きなケーキとカフェオレで良い気分を味わいたいから
という場合はどうでしょうか?
この場合、
動機はお気に入りのそのカフェで
大好きなケーキとカフェオレで過ごしたい!
という
プラスのものになるので、
そこに多少のマイナスの要因が出てきたとしても、
「それでも味わいたい感情」というのが明確なので、
真っ直ぐそこに向かっていく強い気持ちを持続しやすいのです。
「どーーーしてもあのカフェでケーキを食べたい」というのは、
カフェやケーキそのものというよりは、
その時に味わうであろう幸せな感情があなたが得たいものなので
それを想像しただけでワクワクする!というプラスの波動を生み出し
行動を移した結果も、
さらなる良きものをを呼び寄せる可能性を生み出すのです。
たとえば、カフェに行ったら食べたかったケーキは売り切れだったけれど、
代わりに初めてオーダーした別のケーキが絶品だった!みたいに(笑)。
まとめ
あなたが今抱いている思考や感情が、
3年後の未来の現実を作っていると想定し、
できるだけ納得して幸せを感じるプラスの動機で
ものごとを決めていきましょう。
そして、大きな変化を起こすための大きな決断をする場合、
それが今の現実から離れているものであるほど、
「心の底からそれを望み、現実にしていく」
という強い意志で心を決めましょう。
そのあなたの強い思いと決意がエネルギーを生み出して放たれ、
行動に移す時の原動力にもなります