成功者に共通する特徴

「成功」という言葉を聞くと、もしかしたら少し内側の感覚がネガティブに反応する人は結構いるかもしれません。

というのは、私自身がそうだったからです。

何をもって「成功」と定義づけるかにもよるのですが、「成功」という言葉を聞いて多くの人がイメージすることは・・・

お金持ち、頭がいい、良い学校を卒業して良い会社で働いている、容姿がいい、家族に著名人とかすごい人がいる、そして、男性だったら稼いでいる、女性だったら稼ぐ男性と結婚している。

こんなところがステレオタイプのイメージでしょうか。

まぁ、つまり、普通の人は望んでも叶わないことを生まれや育ちが良くてもっていることとか、あとは、こういったものをもっていないところから叶えようとすると・・・

ものすごい努力と時間を要するだけでなく、何か「犠牲にするもの」もあるような、そんな根拠のないネガティブなイメージをもってしまっている方は少なくないかもしれません。

私も、そういう意味では「成功者」と聞くと、「別にならなくていいし〜」みたいな、穿(うが)った見方をしてしまう傾向が過去にはありました。

これぞ、成功に対するブロックだったな〜!と今になると思います。

もちろん、今は時代が変わって、このようなステレオタイプのイメージがもつ「一部の恵まれた人たち」だけを成功者と呼ぶのではなく、むしろそうではないところから、場合によってはものすごく若くして本当の望みを叶えている人を「成幸者」と呼ぶ風潮もありますね✨

ですのでここでは、今の時代にあった成功者(成幸者)、つまりその定義は

社会や人が決めた基準ではなく自分が決めた「望み」に沿って生き、幸せに夢を叶え続ける人

として話を進めたいと思います。

さて、私はこれまでに人生の中で、上記の定義でいう成功者(成幸者)にたくさん出会ってきました。そして、たくさんのことを教えてもらいました。

彼らの年齢はまちまちで、私よりずっと年上もいれば、ずっと年下の、20〜30代の人たちもいます。

共通しているのは、とても幸せに生きていて、心理的にも経済的にも「豊か」であることです。

もちろんこれは私が感じ取っているというだけで、彼らの心の内側まで決めつけることはできません。ただ、自分が感じたままでいうならば、

彼らはいつも穏やかで優しく、一緒に過ごした時間は私をとても豊かにしてくれた

ということ。

そして、そんな彼らには共通のあり方・考え方があるということは、過去のブログでも何度か触れてきているのですが、今日はその中でもいちばん重要だと最近思う、「感情が安定していることとストレスを寄せ付けないこと」について書いてみたいと思います。

幸せな状態が当たり前

人の潜在意識や脳というのは、「標準モード」というのを作り出し、それをできるだけ保とうとすることで「安定状態」を維持しようとします。

これは、生命維持機能とも関係のあるホメオスタシスの働きとしても知られていますが、このホメオスタシスは良くも悪くも「変化を嫌う」というマイナスの要因をはらんでいることは、ご存知の方は多いと思います。

そして、私たちがもつ「標準モード」がどういう状態なのか?は、潜在意識に強烈な影響を及ぼすと言われる幼少期の体験などがベースになっていることも、聞いたことがある方は多いかもしれません。

幸せで豊かな人というのはたしかに、その意味では幼少期から恵まれた家庭環境で育った人が多いのかもしれないなぁ、というのは、これまで出会った人を見ても思います。

「幸せな家庭環境」という意味ではお金持ちとかそういうことよりも、両親の仲が良いことや、親子関係が健全であることの方が大事だと思います。

この環境の中で、「私は愛されている」「私は大切にされる価値ある存在だ」「私は欲しいものを望むことができる」という感覚をもてるかどうか?が、その後の人生を歩んでいくときにとっても大切となる「ゆるがない信念」を作り出すからです。

もちろん、無意識のことなので、特に若いうちは必ずしもこれらを言語化できているわけではないのですが、感覚的には「幸せな感じ」というのを知っていて、たくさん味わってきているということなんです。

幸せで豊かな彼らの人生に、苦労がまったくないとか試練がないということではありません。

ただ、彼らは「幸せな状態」がデフォルトに設定されているので、そうではない感覚には違和感を覚えるし、ストレスがかかってきている状況であっても、「幸せな感覚」がおびやかされていると感じるならば、なんとかしようとするわけです。

そして、このように生きている彼らは例外なく、平常時の感情がとても穏やかで、楽しいことや嬉しいことに敏感だということ。

なぜなら、それが彼らのデフォルト(平常状態)だから、なのです。

毎日幸せを感じることがらに自然に意識が向くし、そのような感情にさせてくれる人とつきあうし、そういう感覚をもたらしてくれる環境を無意識に選んでいるのです。

ストレスに対して鈍感

さらにですね、幸せで豊かな人の大きな特徴のひとつに、「ストレスに対する鈍感力」というのがあります。

これはつまり、多少のストレスがかかっても、そこに意識を向けない、なんとかなると思える、大したことではないと受け流せる力=鈍感力ということ。

この力があると、状況にも、人の感情にも、自分の感情にも振り回されるということが格段に少なくなるので、心身に対するダメージを生み出しにくく健康を維持しやすくなるのです。

健康な状態を維持するからこそ、問題に対する解決策も意欲も湧いてくるわけです。

もしかしたら、『恵まれた人は温室育ちだから、ストレスに弱いのでは?』と思う人もいるかもしれないので説明すると・・・

そういう温室育ち系でストレスに弱いメンタルである場合、成功するのは難しくなります。どんなにあらゆる面で恵まれていても、です。

そして、だからこそ言えるのですが、最終的には生まれ育った家がお金持ちとか、容姿がどうとか、そういうことが大事なのではないのです。

そういう表面的なことではなくて、重要なことは、「幸せな感覚」という状態をどれだけ体感で知っているか?ということと、嫌なことよりも嬉しいことや楽しいことに意識を向けられるか?なのです。

だから極端な話、貧乏でも、片親家庭でも、その他のことでハンデと見られるものがあったとしても・・・

自分で自分に幸せな体験や経験をたくさんさせてあげられて、意識を向ける方向を良いことに癖づけていくことができると・・・

幸せな成功者のあり方につながっていくのです。

その意味では、幼少期に「幸せな感覚」をたくさん感じた人は、努力しなくてもその状態をデフォルト設定にしているため、、スタート時点でとてもアドバンテージ(有利性)があった、と言えるのです。

そして、「幸せな感覚」が当たり前のものとして脳や潜在意識に設定されていて、自分の望んでいることが明確、かつそこに迷わず向かっていく意欲も体力もある場合、様々な試練やストレスに対しても、乗り越えられる自分になっていきやすくなります。

彼らの中では、ストレスに感じる事柄よりも幸せな感覚が重要なものとして存在しているので、ストレスを与えてくる事柄に大きな意味をもたせないためです。

つまり、幸せで豊かな人たちの特徴的なストレス反応だと思うのですが、「大したことない」と自然に受け流す、そんな反応を示すことが多いです。

これは優れたストレス対処法であるのと同時に、彼らがいつも笑顔で穏やかでいる理由でもある!と言えますね。

まとめ

今日は、成功する人に共通する特徴、ということで、私がこれまで出会ってきた人たちや、現在ビジネスを学ばせていただいている成功者の方を見るにつけ、気づいたことを書かせていただきました。

そして、今日の話は幼少期の家庭環境や家族関係の影響が大きいことも書きましたので、「結局人生はそこで決まるのか」と思ったかもしれませんが・・・

もちろん、そんなことはない!ですし、むしろ自分でこれらの力を鍛えてドンデン返しを起こしている人は世界にたくさんいます😉

今日書きながら思い出した方々の中には、若い頃に苦労された方も、様々な試練を乗り越えた人もいらっしゃいます。

むしろ後から自分で鍛えた力の方が、もしかしたら確実で強いと言えるのかもしれません。

なぜなら、自分の意思で選択して「こうありたい」「こうなりたい」と意図的に努力しトレーニングするので、少なくとも「不幸なあり方」には簡単に戻らなくなる、ということは言えるのではないでしょうか。

さらに心を鍛えて成長するぶん、人の気持ちもわかるようになるし、生きる感度が高まるため、より幸せを感じやすくなるでしょう。

人の気持ちがわかり、生きる感度が高い人はコミュニケーション力も高いので、人にも恵まれます。

このようにあとから身につけようとする場合には、私自身もそうだったのですが、幸せで豊かな人たちのそばに行き、あり方や考え方を真似て学ぶのが一番効果的です。

彼らから学べることはたくさんあるのですが、表面的なことの前に一番よく見て真似るべき本質的なところ、というのが、

心の安定とストレスに対する鈍感な反応

ということをお伝えしたく思いました。

ここの部分は、彼らと共に時間を過ごさないとなかなか感覚では理解できないところ。

でも、腹落ちすると、彼らがなぜいつも付き合う人や環境を選び、お金や時間の使い方、人との接し方がスマートでトラブルとは無縁なのか、が驚きをもって理解できるし、納得できるのではないかと思います✨❣️




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