先日、関東で起きた大きめの地震の翌日、オーストリア人の友人からメッセージが来ました。
「Hello、Rie。元気にしてる?」
たったそれだけのメッセージでしたが、あ、地震のこと心配してくれているのだな、とすぐにわかりました。
彼女とは最後に正社員として勤めていたオーストリア系の会社で知り合い、退職後に彼女が住むオーストリアの美しい街、インスブルックに彼女を訪ねて行った時が最後に会った時です。
もう、6年も前のこと。
しかも、なんと私もその少し前に彼女のことをふっと思い出したりしていたので、とっても驚きました😳
私には、たまにしか連絡を取らない、または何年も連絡していないけれどずっと心で大切にしている友人たちがいます。
国籍も年齢も性別も住んでいる場所も皆バラバラで、時々ふと、「元気かな?」と思ったりします。
その中には外国に住む日本人もいます。
そして、相手もそんなふうに時々、私のことを思い出してくれていると信じています。
彼らは、私がアメリカで数週間ホームステイした時、オーストラリアにワーホリに行った時、いろいろな国を旅行した時、日本で英語を頑張って勉強して外資系の職場を点々としていた時、すべてをリセットするためにイタリアへ行った時など・・・
時間とお金を投資したことによる最高のリターンだと思っています💕
旅行が大好きで、そのために英語やフランス語、イタリア語が話せるようになりたくて語学学校に通ったりしたその費用も含めて、
私が投資していたその対象というのはつまり、「環境」と、そこからもたらされる出会いと経験だったのだと振り返って思ったりします。
人は環境に染まる生き物
国や街など、場所を変えるということは、その場所に流れるエネルギーの中に自分を置くということです。
日本には日本の、イタリアにはイタリアの、アメリカにはアメリカの場所のエネルギーというものがあり、私たちは無意識にそのエネルギーに自分を同調させて生きています。
もっと小さな視点で言うなら、職場とか、趣味の活動をするサークルとか、家族なども、それぞれ固有のエネルギーが存在する場となっているので、
自分がもつエネルギーによって、居心地良く感じるところもあれば、居心地が悪く感じてしまうところもあったりします。
そして、自分が所属する場を変えると言うことは、自分の持つエネルギーを強くすることにも繋がるのです。
つまり、たとえ居心地が悪い場に出くわしてしまったとしても、自分で自分にとって心地の良いエネルギーを作ることができれば問題ありませんし、
そのエネルギーに惹かれた人が集まって新しいコミュニティが出来たりもします。
また、エネルギーは同じ周波数で共鳴を起こして新しい循環となって生まれることもあるので、
これまでに出会ったことのない人や体験は、あなたに流れるエネルギーを変化させるのにとても効果的な要素となるのです。
だから私は、人が違う生き方がしてみたいとか、日々の悩み事で頭がいっぱいで出口が見えなかったりする時、自分を成長させるいちばん手っ取り早い方法として
環境を変えること
をお勧めするのです。
私はこれを日常的にしていて、例えばコロナ禍であまり移動ができない時であっても
気分を変えたい時は外に出て
コーヒー代を払ってでも外で仕事したり、読書したりしています。
コーヒーは家でも飲めるしもったいない、という意見もありますが、
気分と自分のエネルギーを変えることが目的なので、これも大切な日常の投資なのです(笑)
まとめ
コロナによって人の移動が制限されて2年近く、私も家族や近所に住む友人と以外は接触しない時間を過ごしてきました。
その間、自分を見つめ、今本当にやるべきことを進める時間としてはとても集中でき、よかったと思っています。
ただその一方で、このままこのような制限された時間を過ごしていたら、自分の意識もエネルギーも動かなくなってしまう恐れも感じています。
人は現状を維持したい生き物であり、変化を本能的に恐れます。
そして、環境に変化を起こさずに同じ状態で長くいればいるほど、視界は狭くなり、安全思考になり、どんなに現在の状況に不満があっても、潜在意識ではそこが居心地良く感じてしまうものなのです。
そう、よっぽど意識して視野を広げる努力をしなければ・・・・。
だから私はまた、違う景色を見に行きたいと思うし、遠くに住む友人にも会いに行きたい。
そして、違うエネルギーが流れる場所に身を置くことで、自分の中の「生きる」本能を目覚めさせたい。
そんなふうに思ったりしています🥰