ストイックな人はカッコいい?!

現在、英語学習コーチングを受けてくださっているメンバーさんが、ここ数日は毎日、英文ニュースの記事のリンクとその要約をメンバー専用チャットに書いて送ってきます。

これは、私が提案したことでもあるのですが、英文を早く読んで大体の内容を理解する力と、また自分の言葉で要約することで、記事の内容を組み立て直す英作文の練習にもなります。

メンバーさんには、毎週のやることアクションの「宣言」もしてもらっているので、その宣言どおり、彼は毎日送ってきてくれるのです。

この彼の姿勢を見て、私も過去に英語に取り組んでいた時の自分を思い出し、自分も刺激を受けるかたちで、英語ニュースを毎日見るようになりました🥰

私は決して「〜を必ずして下さい」などの強制的な指示を出すことはなく、メンバーさんご本人の主体性と自主性を最も大事なものとして考えています

そして、とても不思議なことですが、メンバーさんは自然にある種のストイックさを身につけて、みずから英語に取り組むようになっていきます。

そして、このようなストイックなあり方で、自分が決めた目標に向かって取り組む人を、私はとってもカッコいいあり方だと思っています🥰

ですが・・・・!!

私は普段から、エネルギー論なども用いながら、

「行動を起こすときは軽やかに。必死さや死に物狂いな感じはよくない。」

とコーチングのメンバーさんにはお伝えしています。

では、ストイックであることと、私が、重たいエネルギーとして敬遠する必死な努力や精神論的な考え方とは何が違うのでしょうか?

ストイックは自律、必死に頑張るは自己犠牲

夢を叶えていたり、仕事などで成功している人で、ある程度のストイックさをもたない人を私は知りません。

つまり、ストイックであることは、何かを身につけ、結果を出していくには必須のあり方とすら言えるのではないかと思っています。

やると決めたことに対して、コミットする。つまり、自分の時間と労力、場合によってはお金も投資して取り組む。

その時に、例えば練習する時間を習慣化することや、ライフスタイルを調整すること、またもしかしたら、一定期間は他のことは脇に置いて集中すること、などの決意と行動が必要となり、これは本人が自分で決めて、行動していくことで実現します

どんなに素晴らしいサービスを受けたとしても、この部分を代わってやってくれるところはないでしょう。

そして、それが強制的になればなるほど、果たして続けられるのか?ということや、実際に良い結果に繋がるのか?という点においても、私はとっても疑問視しています。

なぜなら、人は強制的にやらされることほどストレスを感じ、どんなにアタマでは納得していても、心や体が拒否反応を起こしてしまうものだからです。

だから!!なのです。

私が皆さんにいつもお伝えしている、

やりたいと思うことに取り組むこと、辿り着きたいゴールをイメージすること

というのは、自分の中にしっかりとした理由づけをして取り組むことになるので、行動を起こすことそのものよりも重要なのです。

誰かに言われたからとか、やらなくてはいけないからではなく、

「自分がそう望んで選択したから」という自律(&自立)のあり方に繋がります。

中には時々、厳しく監視されたり、指示をされたりしないとできない、という方がいますが、それはつまり、依存的なあり方だと言えるでしょう。

たいていこういう方は、人から言われたり監視されている状況下においては「きちんと」やります。

ですがこれって、やる理由を他人に委ねているようなものなので、結果いかんにおいては人のせいにもできてしまうし、また、やらない理由や続けられない理由も、いつでも、いくらでも見つかるでしょう。

そして、このようにしてしか物事に取り組めない自分を作ってしまうと、

「いつも疲れていて」「いつも不機嫌で」「いつも追い立てらている感じで」「いつも不安」な状態が恒常化してしまう可能性が高くなります。

その理由は、ものごとを自分で選択して取り組まないため、常に他者や外側の状況からの圧力を感じ続けることになり、ストレスも感じ続けることでエネルギーが低くなってしまうから。

そして、つねに自分を何かに消耗しているような自己犠牲の感覚が根付いてしまうので、それを癒してなだめてくれるような他人からの承認や賞賛を求めてしまうことにも繋がっていきます

まとめ

私は「ストイックなのは好きではない」と言葉にすることもこれまでにあったのですが、よく考えてみたら、自分もかなりストイックな面があり(笑)、でもつらいとか、嫌だとか、やらされている、とかは思わなかったので自分がストイックだとは思っていなかった、ということに気づきました(笑)。

英語をはじめとした語学の勉強していた時も。

ヨガのポーズを集中して練習していた時も。

現在、コーチングビジネスで多くの方のお役に立ち、事業としても軌道に乗せるために向き合っている今も。

毎日の習慣にすることがあり、眠たくても早く起きることや、夜中まで取り組んだりすること、また楽しみや物欲などの欲望を我慢してでも、取り組んでいることを優先する強い意志も必要だったりします。

だから、今回この記事を書くにあたって、もう一度言葉の意味も考えてみた上で、

私が好きではないのは「ストイックであること」なのではなく、「自分を犠牲にすることで人から認められようとしたり、褒めてもらおうとしたりする」自己肯定感が低いあり方だったのだと気づきました😌

ストイックであることは、何かを達成する時には必要なことです。

ですがそれは、やらされているからなのではなく、自分が望むからやることで、そのことを決めて行動に移せていること自体が喜びなのです。

同じことをやるのでもまったく異なる心の持ちようとエネルギーの状態がそこにはあります。

もしも今まだ、「〜ねばならないから」や「誰かがそう言ったから」で行動する癖がついているのであれば、そろそろそのあり方を卒業して、喜びのストイックさを身につけたいと思いませんか?

ご自分の行動理由に自己犠牲のパターンがあると思われる方は、ぜひ考えてみて下さいね✨




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