私はどこにいても、自分にとって心地の良い空間を見つけるのが得意なのですが、その時に判断の材料となるのは、純粋に自分の内側のセンサーです。
例えばメディアなどでどんなに人気のお店であったとしても、「なんか嫌な感じ」と感じたらもう二度と行きませんし、逆に素朴で気取っていないお店でも、「気持ちいいな、心地いいな」と感じる場所は私にとって正解です。
これは、エネルギー的に私のものと合っている場所であれば心地良いと感じるし、そうでなければ居心地が悪いということになります。
エネルギーとか波動については、信じるとか信じないということでなく、量子物理学の分野でも証明されている目に見えない物質の総合体のことで、私たちの肉体や意識もこのエネルギーをもっています。
そして、このエネルギーの性質というのは、同じ周波数のものが引き合うということ、また、違う周波数であれば反発し合って相入れなくなり、流れる方向としては、高いものから低いものへと流れるのだそうです。
私は物理学などは得意ではないので正確な説明はできないのですが、これまで読んだ関連の説明によると、このような法則は学校で習ったエネルギーの法則と同じのようです。
この法則で言うなら、自分のエネルギーの質と同じものを持つあらゆることがら、人、場所、もの、意識、考えと私たちは自然に調和していることになるので、もしもそれを変えたいと思ったら、出来るだけ自分から見てエネルギーの高いことがらや人、物に自分を合わせていくことが必要になります。
はじめは居心地が悪いのが普通
エネルギーは高いものから低いものに流れるということで、例えば波動の高い場所に行ってそこにいる人たちに会うと、そのエネルギーに圧倒されてしまったり、居心地の悪さを感じてしまうことはよくあることです。
もちろんそれは一概にゴージャスな場所とか人、ということは言えませんし、お金持ちでも低い波動を持っている人は実際要ると思います。
ですが、その属性に関わらず、波動の高い場所や人に気後れのような感じがしたとしても、良いエネルギーが流れている場所や人というのは、必ず後味の良い感じ、また行きたい・会いたいと言う感覚があるものなので、接触を繰り返すことによって、あなた自身も無意識に同じ波動(エネルギー)を身にまとうように変化しはじめます。
そして、そのエネルギーの質があなたにとって心地よく、当たり前のものになっていくので、同じ周波数の波動をあなた自身が発することができれば、あなたが引き寄せるものや人というのも同じ性質を持ったものに変わっていきます。
ここで大切になるのは、エネルギーは循環させるものなので、どんなに良いものを受け取ったとしても、それをあなた自身が循環させていくことが出来なければ、先程のような引き寄せるものや人などの変化は起きてきません。
そして、循環させていく時には、必ず、肉体である身体と、精神である思考・意識の両方が詰まりや歪みのない状態になっている必要があります。
この循環ができていないで、どんなに良い場所、物、人と接していたとしてもそれは、エネルギーをただ吸い取っている状態になってしまうので、心理学では「エネルギーヴァンパイア」という怖い名前もつけられてしまっているようです😅
知らず知らずのうちにあなたの存在がそばにいる人を疲れさせてしまっていたり、その場の空気を重くしてしまったりしているなんて、ショックですよね。
良いエネルギーを循環させる人になろう!
私は2014年にイタリアへ渡る前の2年間ほど、都内のとても素敵なヨガスタジオに通っていたことがあります。
自分にとって、それまで思い込んでいたことや信じてきたことがすべて無意味に感じられてしまうほどの、精神的にしんどいことがあって、しばらくヨガもできないでいた時間を過ごした後、またヨガの練習を再開するきっかけとなったヨガスタジオでした。
カナダ人が創設した東京では有名なインターナショナルなスタジオで、それまで訪ねたどのヨガスタジオとも違う、オープンで自由な独特の雰囲気が漂う場所でした。
そんなヨガスタジオに出入りし始めた頃、あまりにクリアでシンプル、また暖かいのだけれどふわふわしていない、まさに「ヨガを練習するための場所」という空気感が少し、自分には異質な気がして気後れしそうになったのを覚えています。
そこに通う人たちも、また先生も、「自由で自分という軸をしっかりもっている」というその場の空気感を皆で共有している感じで、そこに行くと凝り固まったものから解放されるような、色々な可能性を信じていいんだ、という感覚をもったことも今思うと本当に印象的です。
そして、はじめは気後れしたその場所も次第に心地よく感じるようになり、それ以外の自分の環境(職場や友人)とは全く違う波動をそこからもらっていたような、そんな風に感じられるようになりました。
自分の身体と心の内側の軸が少しずつできて、整うような感覚を覚え始めた頃、私はイタリアへと渡りました。
今振り返ってみると、このようにヨガを再開して、少しずつ内側のいらないものを手放して、自分自身を軽く、また強くした状態でイタリアに渡ったのは、タイミング的にとても良かったのです。
もしもこの時間を経ずに、つらい経験直後のどん底の状態でイタリアに渡っていたら・・・・考えただけでも気分が沈むほど、このスタジオに通う前の当時の私の内側には、重たくて低いエネルギーが渦巻いていたのが今はわかります。
イタリアでは存分に出会いと体験を楽しむことができ、当時出会った様々な国籍の友人からは、「あなたといると心地が良い/楽しい」、「いつもポジティブな元気をもらえる」と言ってもらうことが多く、自分でも意外ではありながら、考えてみればやはり、ヨガや瞑想によって自分を整えていたことも大きく影響していたのではないかな、と思っています。
まとめ
あなたが良いエネルギーを身に纏うようになると、それに見合った場所や人、物があなたの元に同じ周波数で引き寄せられてきます。
そしてたとえあなたにとって、不快な周波数、つまり低い波動やエネルギーの場や人といっとき同じ空間を共有したとしても、あなたのエネルギーが高ければ、あなたはその空気を一瞬で変えることができます。
エネルギーは高いものから低いものへと流れる、つまり、より影響力をもてるのは、高いエネルギーの方なのです。低いものから吸い取られてしまう、という考え方もあるようですが、その前に、あなたがその場の空気を一瞬で変えてしまえば良いのです。
その人がいるだけで、その場が明るくなる。みんなが元気になる。
そんな人をイメージしてみましょう。
あなたがその人になるとき、あなたは良いエネルギーの発電装置となり、エネルギーを循環させて周囲の人をも幸せにすることができます😊