ワンネスの意識で繋がる意味

コロナで世界が一変した昨年から、一都三県に緊急事態宣言が出されている現在に至るまで、人との交流が制限されて孤独に陥っている人も多いと聞きます。

私も、ひとりで過ごすことはもともと好きだったものの、気づくと一歩も外に出ていない日が数日続いていたり、またテキスト上でのやりとりはあっても、音声ではコミュニケーションとらない日もあるので、そのように感じるひとり暮らしの人の気持ちはとても良くわかります。

ただ、このコロナという目に見えないウィルスは国や場所を問わず、人種やその他の条件も関係なく蔓延しているので、全世界共通の事態に皆が陥っている、という意味では私たちを地球人として結び付けているともいえるかもしれません。

私はコミュニケーションコーチングをご提供する中で、「ワンネスの意識をもつ」というテーマを掲げています。

今日はこのワンネスとは何か、そしてなぜそれが大切なのか、を書いてみようと思います。

ワンネスとは何?

ワンネスとは英語でOneness、全体性とか調和、一体感などという意味があります。

私が理解している内容としては、「皆が繋がっているという感覚」です。

日本ではスピリチュアルな言葉として認識されているようですが、その理由は、魂とか転生という話と結び付けられているからのようです。

私たちがもともといた場所=魂のホームではひとつであったと考えられています。それが、地球という物質界に降りてくるときに肉体として分離され、「個」を確立することで自我が育つ発達過程を歩みます。

この「個」が発達することによってエゴ意識が生まれ、比較や優越などのさまざまな違いを認識しながら苦しみも味わいながら、最終的には愛を体験し、知っていくことが私たちの魂の学びの過程と言われています。

スピリチュアル的な考えをするなら、私たちはもともとひとつであり、愛は教えられなくてももとからその存在自体が愛であったことを、ただ思い出すこと、となります。

そしてこの世界での学びを終えれば、また魂のホームに戻っていくのですが、まだ学び足りない場合や、もっと高みを目指したい場合には再度地球にやってくる、それが「転生」となります。

ただ、私はこのようなスピリチュアルな考えに限らずとも、皆が繋がっているのだという感覚をもてること、シンプルにそれだけでワンネス、と言っていいように思います。

そしてこの感覚は、瞑想やヨガをして自分の内側が少しずつクリアになっていくのを感じられるのと同時に、潜在意識のさらに下にある集合意識、ここで私たちは繋がっていると言われていますが、ここにアクセスできるようになると感じやすくなるのを自分でも感じています。

なぜ今ワンネスが大切なのか

コロナという共通の「問題」が起こってから、海外の友人達と久しぶりにやり取りをすることが多かった去年。

実はこれを書いている今日も、2年前にトルコの友人を介して知り合ったトルコ人の友人からメッセージが入っていました。

「元気でやってる?」というシンプルなものでしたが、トルコ旅行後彼とは少しやりとりをしたものの、以来ずっと話してなかったので、嬉しかったです☆

私は今年から本格的に、新月と満月の夜に行うグローバル瞑想会を行っていきたいと思っていますが、この瞑想会では皆が一体感を体感でき、瞑想後は本当に良い表情となっていることに気づきます。

瞑想による癒しの効果だけでなく、距離を隔てて繋がっていること、そして国籍や文化の違いも超えて同じ時間に同じ思い(安心感や自己肯定感)を共有できること、を感じ取るからだと思います。

もっともっと、特に海外からの参加者を増やす、というのが当面の課題です!

これからは個人で繋がっていく時代と言われています。

これまで私たちを結びつけていた、「同質」という条件は、どんどんその枠組みの意味を失いつつあります。

年齢や性別にはじまり、学歴や勤め先、生活水準、国籍、人種など。ここで言う、最後の壁、国籍と人種を取り払ったのがコロナではないでしょうか。

これから人と人を結びつけるのは、「共通の思い」となります。

何を信じ、どう生きるのか。
どんな世界を創っていきたいのか。

これからの繋がり方に、これまでの枠組みは必要なくなりますし、またそれらを一瞬で飛び越えてしまうのが「ワンネス」の意識となります。

逆に言うと、いつまでも古い価値観に縛られている人は、本当に繋がるべき人と繋がれなくなってしまうのです。

まとめ

今日はワンネスの意味と、なぜそれがこれから重要となるのか?について書きました。

ワンネスを意識することとは、たとえばそれは日本人としての団結感、とは少し違うのわかりますか?

何かの共通要素で団結することは、私たちにとってとてもわかりやすく、実践しやすいでしょう。でもそこに、比較の対象となる他者がいて、それに対して秀でたい、抜きんでたい、という思いで結びつくのはワンネスではありません

比較や優越は自分を知るという助けにはなりますが、最後に行きつきたい場所はワンネス、皆が繋がっていて自分はその一部、ということを体感で理解することだと思います。




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