「決める」ことの大切さ

現実は自分の意識が作っている、というのは量子力学による説明や、引き寄せの法則でも良く言われることですが、この私たち人間の「意志」はとても強いエネルギー、または波動(いろいろな呼び方があるようです)が発生する原動力になるということが最近いろいろな研究でも言われているようです。

私は物理学や化学の分野には疎いので、そのあたりの説明はその分野の専門家の方が発信しているものをご覧いただきたいのですが、自分の人生を振り返った経験で言うと、たしかに「決めなかったこと」だったり、保留にしてきたことというのは、そのまま中途半端に保留になっているか、あるいは自分が背負っている宿命のようなもの(家系や遺伝など様々な物理的条件)によって流されてしまうことが多いように感じています。

この宿命、というのは、私たちが生まれもってきているもので通常は変えられないものです。どこの国で生まれ、どんな両親のもとに、どんな遺伝子を受け継いだ容姿と才能で生まれてくるのか。すでにすべて決まっていて、選べませんし、変更できませんよね(魂的な視点では生まれる前に選んできていることになりますが)。

なので何もしないと、放置しておくとこれらのことに引っ張られて、良くも悪くも「あるべきところに収まる」というのが常なのだと思います。

この決まっているものによって自動的に本人が満足している良い方向に行くものなら良いのですが、放っておくと悪い方向へと向かう場合、そしてそれが自分では望むものではない場合、考え方としては2つあるのかな、と思います。

1つはただ受け入れるというあり方と考え方。受け入れながら、そこに良いものを見出していきます。たとえば、自分の家の経済状況では大学などの高等教育を受けられないので、高卒で生きることを受け入れ、その中に幸せを見出していく、などの場合です。

もう1つは、どうしても大学あるいは専門学校に行きたいので、どうにかしてそれを実現させる方法を模索するというあり方。

どちらも、あなた自身がほんとうは何を望むか次第ですし、本当は望んでいないのに無理に世間の評価を気にして大学に行くのだとしたらそれはかえってあなたにとって「不自然な」選択のはじまりとなってしまいます。

あくまでも、本来のあなたはどうしたいのか?というのが基準になりますが、私はどちらもありで、人によって正解はそれぞれだと思います。

大切なことは、自分が満足して納得しているということです。

そして、私自身最近気づいたことなのですが、このように選択を迫られたときに、自分の中でひとつの選択肢を選ぶということは、とてもとても大切だということ。

成り行き任せとか、どちらでもよい、というようにするよりも、決めることで、どちらの道を進んでも良い結果になりやすいのではないか、ということです。

また、私がご提供するサービスでもあるコーチングというのは、先の例でいくと後者、現実は難しいけれどもそれをどうにかして叶えたいことがある方を対象にすることが多いのかなと思っています。

目の前に現れる困難を伴う現実というのは、あなた自身の望みを知るためのサインであることが多いのです。コーチングでそこを発掘していくお手伝いが出来たらと思っています。

決めるとはどういうこと?!

私が最近自分に起きたことで気づいたことのひとつに、知らない間に決めていてその通りになっていることが意外に多い、ということがあります。

たとえば、私は今住んでいるこの部屋、駅から徒歩20分強、1LDKで日当たり良好、ゆったりした間取りでカウンターキッチン、ヨガの練習も十分にできる広さのリビング、という条件で決めたのですが、引っ越してきた3年前の私には、家賃は予算以上だし、駅から遠いことも当時は派遣で仕事をしていたので心配するポイントではありました。

でも、当時お世話になった不動産会社の担当者の方には、「私は将来家で仕事をできるようになりたいし、もしかしたらヨガも家で教えるかもしれないので、ヨガの練習ができる広さと、上記の条件(日当たり、広いキッチン、清潔なバス・トイレなど)を満たすお部屋が理想、と伝えていました。

担当の方からは、私の予算内と希望エリアでは、ほぼないに等しいです、などと言われていたのを鮮明に覚えていますが、結局予算をすこーし数千円オーバーで、今の部屋を見つけました。

当時はまだ派遣の仕事が生活を支えるメインでしたので、通勤はフルタイムで毎日でしたし、駅からも遠く、家で仕事をすることなんてまだ現実にはなっていませんでした。

正直、なんでこんな不便なところに引っ越してしまったんだろう、「もっと狭い部屋で、安い家賃、そして駅チカにすればよかった・・・」と何度も思ったものです。

それが、今はこうしてこのお部屋でオンラインヨガレッスンやコーチングセッションを行い、仕事はすべて自宅でしています

ほんとうにあの時この部屋に出会っておいて良かったと思っています。
そしてすべては、私が半分夢見心地に聞こえるような自分の理想を、不動産会社の担当者に伝えていたことから始まったのです。

このときの私の言動が、私の意志として、「決めたこと」のエネルギーを発し、その結果が数年の時間差を経て今受け取っている現実になっているのだと改めて実感しています。

そして、当時の、ありえないと言われながらも条件を口にし、実際にはまだそんな状況になっていないのに理想の働き方をイメージして、それに合わせた部屋を選んだ自分に感謝しています。

実はこの、夢見心地でも口にし、何の根拠もないのに理想どおりになったイメージで行動すること、これが「決める」という意志として、波動あるいはエネルギーとなって周囲に、世界に発信していることになるのです。

なので、ここでいう「決める」とは、頭で正解を見出すことや、それに基づいて正しいと思う決断をする、ということを意味していません

決める、とは、自分の中で「こうなる」とイメージし、そのイメージに基づいた言動をとることなのです。

だから、当時の私がそうであったように、必ずしも知識や理性の部分では100%確信をもっているわけではありません。実際、当時の私の現実は、そのようなお部屋を必要としない独身一人暮らしの派遣社員でした。

ですが、この決めるというのは、言葉として発し、それに向けた行動をとることによって、もうかなりの確率でその実現に必要なものを引き寄せ、そして約2年の時間差を経て、そのとき一瞬でもイメージしたことが現実となってやってくるための種を撒いたことになります。

つまり、決める=イメージする、言葉にする、行動にうつすことです。また、もっというと、決めることを促す内側からの声(魂・ハイヤーセルフ・潜在意識などと呼ばれるもののささやき)があるから、決められます。根拠がなくても。

たとえ、その決めた結果、現実がしばらくそのとおりにはならなくても、あなたはもうその現実を引き寄せ始めています。

そしてそのように「決めたこと」は、たとえ決めたことすら忘れて、なんでこんな決断しちゃったんだろ・・・と一瞬思ったとしても・・・その現実はあなたのもとに向かってきています。少しの時間差をもって。

まとめ

今日は「決める」ということの大切さについて書きました。

そしてポイントは、ここで言っている決める、というのは必ずしもアタマで考える理屈で納得していることではないということです。

場合によっては決めたことすら忘れてしまっています。

ここでいう「決める」ということが意味するものは、

  • ポジティブな感情を伴う「こうなりたい」、「こうだったらいいな」という内側からの直感を半信半疑でも口に出し、行動にうつすということ。
  • 行動にうつすことで、それが現実となる小さなきっかけが現れたら、それはすでに半分叶ったも同然ということ。迷わずにそれを選択すべし!
  • あとは決めたことすら忘れていてもOK。思った通りの現実にはなっていなくても、不安にならずにその時々の自分の幸せを選択し続けるということ。

です。

ちなみに、無意識に望まない現実をすでに「決めて」しまっているケースもありますのでご注意ください。この場合は、望まないにも関わらず何も変えようとしない、考えない(あるいは考えてるけどその状況に対する愚痴や不満がメイン、この場合意識はこの現状にたくさんのエネルギーを注いでいます)、そして今の現実にあわせた自分で生きてしまっているという状態で、これは目の前の望まない現実に自ら「YES」を発信していることになります

自分に目覚め、
最高の人生を生きる
7つの無料ステップメール講座
お申し込みフォーム

お名前

メールアドレス




コメントを残す

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください